システム開発・再構築を成功させるために ④運用・検収編
2021.02.25
◆システムが運用するための環境を整える
システムは、ソフトウェアを開発するだけでは稼働しません。システムを動かすためのハードウェアや、情報をやり取りするためのネットワークも必要です。
オンプレミスまたはクラウドを選択するかどうかによっても、必要な環境が異なりますので事前に検討しておく必要があります。
オンプレミスとクラウドについて整理をしてみたいと思います。
【オンプレミス】
自社内の環境でソフトウェアやデータを管理し、サーバーを運用する形態を指します。
社内などの限られた場所でのみ利用することを想定した場合が多く、機密情報が高いデータを扱うなどの理由から、オンプレミスでのインフラ構築が選ばれます。
【クラウド】
オンプレミスとは対照的に、インフラ環境構築を行うベンダーなどがWeb上に用意したサーバーでシステムを利用する形態を指します。インターネット上で利用することを想定し、利用する場所を選ばずにシステムを運用したい場合に最適です。
昨今では、柔軟性・利便性が高いことから、クラウド化することのメリットが多いように感じますが、システム環境をどちらにするべきかについては、導入するシステムや利用内容によって検討すべきといえそうです。
システム開発には、要件やシステムの機能を検討することとは別に、サーバー等のインフラ環境構築が必要不可欠です。知見がなく、難しい場合は、インフラ提案・構築の業者選定や交渉等、システム開発ベンダーに相談してみましょう。
◆システム開発における検収工程の重要性
システム開発において、「検収」とはシステムが完成して納品された成果物を、目的に合った仕様になっているのか確認・点検することを指します。検収期間は、発注者側に作業時間が発生することになり、システムの規模が大きく、複雑なシステムであればあるほど、検収には時間を要します。この期間をきちんと考慮した上で、進めていく必要があります。
万一、きちんと検収が出来なかった場合、本格的に利用してから不具合に気づくことになりかねません。また、システム開発ベンダー側にとっても、検収の合格を報酬の支払い条件としていることも多いため、検収が円滑に進まないとプロジェクトが完了したとはいえません。
システム開発ベンダー・発注者ともに非常に重要な工程です。繁忙期など、会社の状況とも照らし合わせて、システム開発ベンダーと事前にスケジュールが立てられれば、スムーズにシステム導入ができると考えられます。
◆オーダーメイドのシステム開発・再構築ならお任せください!
システム開発・再構築の際の運用・検収についてお話させていただきました。
システムは開発するだけではなく、多くの工程を経て成り立つため、導入までの工程をきちんと把握した上で検討していくことが重要なのだと思います。
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