Column お悩み解決コラム
デジタル時代のコミュニケーションのあり方
◆今、変革するコミュニケーションのあり方
この1年で、私たちの中でコミュニケーションという概念が大きく変わりました。
ビジネス面でいえば、対面が当たり前だった打ち合わせや会議はオンラインを軸に実施するようになり、リモートの効率の良さを感じた業種はオフィスを不要と位置付けました。
プライベートでも、エンターテイメントや各イベントは、のきなみオンライン配信になり、ネットショッピングのサービス拡充したこともあり、買い物はリアル店舗を利用する機会は減少しています。
接触することが良しとされない時代に、デジタルツールが私たちに与えてくれたメリットは計り知れません。物理的に会えない相手と画面越しに会って話ができることは、現代でなければ実現できなかったと思います。反対に、やはり対面でないと難しいと分かったこともあるのではないでしょうか。デジタルツールで言葉や文字を伝達したり、相手の状態を視覚的に確認することはできますが、感情や思考の共有は難しいという声が上がっています。
今後、デジタルをデフォルトにしていくべきコミュニケーションと、デジタルに不向きなコミュニケーションがあるということを理解した上で、順応していく必要がありそうです。
◆円滑にコミュニケーションをはかるために
会社組織においては、目的に合わせたコミュニケーションの取り方を選択するべきです。
例えば、定型的な報告や会議、流れがある程度決まっているような打合せ等は、総合的に見てオンラインの方が効率的と感じる場合が多いかもしれません。アイデアや意見の収集を目的としたブレーンストーミングのような会議であれば、自由に意見を出し合うような場の雰囲気や空気間が重要となるため、対面で実施する方が向いているといえます。
また、テキストによるコミュニケーションも上手に使いこなすことで、円滑なコミュニケーションに近づけたいところです。現在では一般的に浸透しているサービスも多いため、利用することに抵抗を感じる世代が少なくなっています。
テキストコミュニケーションは、選定するワードや伝えるタイミングを工夫すれば、単体でも立派なコミュニケーションツールになります。また、顧客や取引先、上司・同僚・部下など立場の違うそれぞれに適したツールを利用することも重要です。様々な利便性の高いオンラインツールやSNSが提供されていても、電話とメールがなくならないのは、やはり信頼関係の構築に影響する堅実なイメージが根強いからかもしれません。
デジタルツールを使えばすべてのコミュニケーションに問題はない、とは言えませんし、対面でなければコミュニケーションは成り立たない、とも思いません。
あくまで円滑なコミュニケーションをはかるためには、それぞれのメリット・デメリットを認識し、適切なコミュニケーション方法を選択し、丁寧に上手に使うことが求められるのではないでしょうか。
◆デジタルツールで効率良く業務を遂行するなら
コミュニケーションの精度が高まれば、仕事の精度は上がります。生産性を下げる理由の多くは、作業スピードの遅さではなく、伝達ミスや業務過多によるものと言われています。いずれもきちんとコミュニケーションが取れていれば生産性を下げずに済むと思います。
オンラインでコミュニケーションを取る際、デジタルツールの導入は必要不可欠です。また、リモートで業務を推進していく場合は、業務のシステム化も必要となります。
エイ・エヌ・エスは、オーダーメイドの基幹システム開発を主軸に、創業以来30年以上、多くのシステム導入、ITサービスを提供しております。オーダーメイドのシステム開発や再構築を主軸に事業を展開し、システム開発と合わせてインフラ管理・提案も行っています。
また、システム保守の引継ぎや生産性向上・業務効率化のためのデザイン刷新、アプリ開発など、新しいビジネス展開のご支援やIT化やDX推進のための一歩を支援しています。
まずは検討段階、情報収集においても、お気軽にご連絡・お問合せください。
・IT-Trust (オーダーメイドのシステム導入で実現する在宅勤務・テレワーク対応)
https://www.ans-net.co.jp/
・保守引継ぎサービス(最短1ヶ月でシステム保守の引継ぎが可能)
https://www.ans-net.co.jp/lp/maintenance/
・Innovation Design Labo (IT活用で企業の業務改革をデザインし、支援する)
https://innovation-design-lab.com/
「デジタル時代のコミュニケーションのあり方」に関連する記事
2024.11.20
「2025年の崖」組織が目指すべき体制
◆せまる「2025年の崖」企業が抱えるリスクとは 「2025年の崖」とは、日本の企業が直面するITとデジタル化に関する重大な課題です。 古く複雑化したレガシーシステムがDX(デジタルトランスフォーメーション […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #IT化推進
- #システム再構築
- #人材不足
2024.09.25
基幹システム クラウド移行のメリットとリスク
◆進む基幹システムのクラウド移行 近年、企業のITインフラストラクチャは急速に変化しており、特にクラウド技術の進化によって、基幹システムのクラウド移行が注目されています。しかし、多くのメリットがある一方で、慎重に対処すべ […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #クラウド化
- #基幹システム・Webシステム開発
2024.05.19
基幹システムの再構築が必要な理由
◆基幹システムの再構築にある背景 “2025年の壁”を目前に、基幹システムの再構築について着手し始めている企業も多いのではないでしょうか。システムの再構築を検討するタイミングとしては、利用している基幹システ […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #システム再構築
- #基幹システム・Webシステム開発
2023.12.01
IT需要拡大とIT人材不足の背景
◆なぜIT人材が不足する? 企業がDXの推進を求められている今、IT業界の市場は拡大しています。そんな中で必要となるIT人材。昨今ではIT人材の不足が急加速しており、経済産業省は2030年には最大で79万人のIT人材が不 […]
- #IT化推進
- #IT関連情報
- #人材不足
2023.10.25
【業務システム】現場担当者と経営者が求めるものの違いとは?
◆現場担当者が求めるシステムとは? 新たにシステム開発を検討する際、企業は何を軸にプロジェクトをすすめるべきなのでしょう。 システム開発のプロジェクトは、実際にシステムを使うことになる現場担当者の協力は必要不可欠です。い […]
- #システム再構築
- #基幹システム・Webシステム開発
- #業務効率化
- #生産性向上
2023.09.22
【中小企業様向け】はじめてのシステム導入 ポイント
◆システム導入前に考えておくべこととは? DXの推進、2025年の崖、インボイス制度や電子帳簿保存法の対応など、ビジネスにITは必要不可欠となっています。 中小企業のシステム導入が加速している中、業務システムの導入を検討 […]
- #IT化推進
- #基幹システム・Webシステム開発
- #業務効率化
- #生産性向上
2023.06.06
企業のIT課題解決の考え方
◆企業が抱える課題は自社で解決できるのか? IT導入の必要性は認識していても、実際にどこから検討をはじめればよいか分からないといった悩みを多く耳にします。 “現場から課題の声は上がるが、どのように解決すべきか分からない” […]
- #IT化推進
- #業務効率化
- #生産性向上
2023.01.11
システム開発の上流工程について
◆上流工程について知る システムは、要件定義や設計、開発、テスト等、各工程を経て作り上げられます。その中で主に要件定義と設計に関する“上流工程”と言われる工程についてみていきます。 日本ではよく、「ウォーターフォール型」 […]
- #IT化推進
- #システム開発工程
2022.12.16
Visual Basic 6.0(VB6)のシステム移行が必要な理由
◆Visual Basic 6.0(VB6.0)のシステム 現在でも、VB6.0で開発された業務システムを利用している企業は多いのではないでしょうか。メンテナンスや機能改修を加えて利用し続けているというケースも少なくない […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #IT化推進
- #セキュリティ対策
2022.11.17
備えておくべきITリテラシーの重要性
◆誰も打備えておくべきITリテラシーとは? 世代を問わず、今や誰もが触れる機会が多いスマートフォンやパソコン。 情報の取得・発信が容易である環境の中で、一人一人が“ITリテラシー”を身に付けておく必要があります。 企業に […]
- #IT化推進
- #IT関連情報
- #セキュリティ対策
- #業務効率化
- #生産性向上