タスクフォースで課題を解決
2021.06.03
◆タスクフォースとは?
ビジネス関連の場で耳にする「タスクフォース」という言葉をご存知ですか?
タスクフォースとは、一言でいうと、緊急度・優先度の高い課題を解決するために一時的に結成されるチームのことを指しており、元々、軍事用語で“機動部隊”を意味します。
機動部隊という言葉から連想するとおり、重要な目的・課題を果たすために一定期間内で編成される部署や組織を、ビジネスの場で「タスクフォース」と呼ばれています。
コロナウィルス感染拡大によって、現在までに3度の緊急事態宣言が発令されましたが、その中で国・自治体、医療現場では多くの場面でタスクフォースが立ち上げられています。
民間企業においても、この1年でテレワーク対応やIT化促進は、コロナ禍で一気に急務となりました。その中で発生する問題や課題を解決するために、会社内で選定されたメンバーでタスクフォースを編成することはメリットも多いかもしれません。
◆タスクフォースのメリットとポイント
そんなタスクフォースを立ち上げることによって得られる具体的なメリットはどんなものがあるのでしょうか。
企業内でタスクフォースを立ち上げる際、目的・課題を解決できる精鋭を集結させて編成しますが、本来の部署や事業とは切り離した体制で取り組むことで、集中してタスクに臨むことができます。また、各部署や事業から選抜して人材をアサインするため、一部の部署の業務が完全に停止する等のリスクも回避できます。さらに、目的・課題を解決することを優先した人員が選抜されているため、ある反面ではデメリットとなる部署制だと時間のかかる申請・承認等の工程も最小限で済みます。
上述のように、タスクフォースにおけるメリットは大きいものの、タスクフォースを立ち上げれば必ず課題が解決するとは限りません。成功のポイントのひとつは、タスクフォースのメンバーにある程度の権限を与えることです。緊急度の高い課題を早期に解決・収束させることを目的にしているため、スピード感のある解決をしていく必要があります。そのためにも、可能な限り権限を付与することが重要と言えそうです。課題解決までのプランやスケジュールを明確化し、なんといってもコミュニケーションをしっかりとることが最大のポイントかもしれません。チーム内はもちろんのこと、組織内への共有や課題・目的によっては社外への通達や連携も必要になります。そのためにもコミュニケーション能力が優れた人材が適任といえるでしょう。
◆IT・DX推進の課題解決をお手伝いします!
IT化やDX推進が急務とされている中、タスクフォースを編成し、企業を変革することで効果を見出しても良いかもしれません。IT化やDX推進を考える際、導入するシステムの種類や保守・メンテナンス体制の維持についてなど、検討すべきことはたくさんあります。
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