システムの保守が必要な理由
2022.04.27
◆システムの保守って必要なのか?
“システムの保守って、必要なの・・?”そのようにお考えの企業もあるのではないでしょうか。例えば、安定稼働しているシステムなので保守の必要がない、該当のシステムが保守する程の重要性はない、など、状況によって疑問が発生することは十分理解できます。
システム保守を行わないことで、システムの停止や不具合による障害が起きる可能性に対するリスクを背負うことになります。システムの業務が中断すると、売上や時間、信頼などを失うことになりかねません。ビジネスの根幹となる業務を担うシステムであればあるほど、リスクは大きくなりえます。そのリスクとのバランスを比較し、システム保守の重要性考える必要があるでしょう。
◆システム保守が与えるものとは?
システム保守で必要な対応や体制を考えてみましょう。
・緊急時に対応ができる体制を構築
システム障害や不具合の発生を早急に解決・解消するために保守体制を整えておくことが保守の大きなメリットです。システムの利用者が誤った操作をしてしまった場合やインフラ機器に起因する問題の発生なども起こり得ます。そんな時も早急に対応ができる体制が必要です。
・データのバックアップ
データの消失や誤ってデータを削除してしまった場合、バックアップがないと復元や前の状態にも戻すことができなくなります。バックアップ自体は、その必要性が身近になっているため難しくないかもしれません。しかし、バックアップしたデータを使用してシステムの復元や修正をすることを考えると、保守体制の中で細かな対応が必要です。
・セキュリティへの対応
情報の流出や不正アクセスによるセキュリティの強化はもっとも重要です。システムで管理する情報の度合いによって、体制を強化していく必要もあります。サイバー攻撃や脆弱性等は、現時点で対処法が明らかになっているというものでもないため、常時、監視・調査ができる体制を構築しておくことが必要です。
保守体制を構築しておくことで、いざという時に迅速に動き出すことができます。保守体制がないと、システムそのものの調査を一から始める必要があるため、実際の保守対応にあたるまでに相応の時間がかかります。
システム保守の中には、一般的な改修や修正対応も含まれるため、現場が本業に集中して業務にあたることができるのも安心を与える要因になりそうです。
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