Column お悩み解決コラム
謹賀新年 2022年IT業界の将来性を見る
◆世界的にみるIT業界の今
2022年という新たな年を迎え、今年はどんな年になるのでしょう。ここ数年でテレワークやオンライン等、デジタルを活用したコミュニケーションが浸透し、今後さらに加速していくことが予想されています。また、電子証明書や電子契約等の電子商取引の普及や、多くのクラウドサービスも定額制のサブスクリプション型がさらに浸透していくと想定できます。ITの重要性が高まっている中で、IT業界の将来性についてみていきましょう。
今や世界的にもトップ産業となっているIT業界。
世界時価総額ランキングでは、1位はアップル、2位はマイクロソフト、3位はGoogleの親会社にあたるアルファベットと上位にランキングに入る半数以上がIT企業です。(2021年12月現在)
“時価総額”は、株価×発行済み株式数であり、株は市場からの評価をあらわします。時価総額が高いということは、会社の価値が高く将来性が期待されている企業ということを意味します。
1位 アップル
2位 マイクロソフト
3位 アルファベット
4位 サウジアラムコ
5位 アマゾン・ドット・コム
6位 テスラ
7位 メタ・プラットフォームズ
8位 エヌビディア
9位 バークシャー・ハサウェイ
10位 テンセント・ホールディングス
◆高まるIT需要と今後の課題
IT業界と言われる「インターネット・Web業界」「情報処理業界」「ソフトウェア業界」「ハードウェア業界」は、世界的トップ産業でみても分かる通り、市場規模の拡大が見込まれています。自動車の自動運転や小売業界の無人化等はAIの技術が活用され、不動産・医療においてもVR技術が活用されてきています。IT需要は益々高まり、私たちの生活も利便性の高いものへと変革していくでしょう。
一方でIT需要の拡大に伴い、IT人材の不足や長時間労働なども課題となっています。IT人材の不足は、業界の需要拡大と少子高齢化を理由に加速しており、中高生に対するプログラミング教育の義務化や若年層を対象としたIT関連教育サービスを提供する民間企業が増加傾向にあるなど、様々な解決策が実施されています。
IT人材が不足していることによって、エンジニアの長時間労働という課題も生まれていますが、これは人材不足だけが要因ではなく、IT業界の多重下請け構造も背景に挙げられます。下請けにあたる企業は、元請け企業から低コストで厳しい納期を迫られるケースも多く、長時間労働という状況に陥りやすくなります。この課題を改善すべく、昨今アメリカで多く取り入れられているウォーターフォール型への開発手法の見直し等も必要なのかもしれません。
2022年も間違いなくIT需要が加速し、それに伴う課題も浮き彫りになるでしょう。企業においても、IT活用は事業発展のために避けては通れない道となりそうです。
◆IT活用やシステム開発についてご相談ください!
エイ・エヌ・エスは、オーダーメイドの基幹システム開発を主軸に、創業以来30年以上、多くのシステム関連サービスを提供しております。オーダーメイドのシステム開発や既存システムの再構築を主軸に事業を展開し、システム開発と合わせてインフラ管理・提案も行っています。また、ブラックボックス化したシステムの保守引継ぎや生産性向上・業務効率化のためのデザイン刷新、アプリ開発など、新しいビジネス展開のご支援やIT化やDX推進のための一歩を支援しています。
まずは検討段階、情報収集においても、お気軽にご連絡・お問合せください。
・IT-Trust (オーダーメイドのシステム導入で企業のDX推進を支援)
https://www.ans-net.co.jp/
・システム再構築(業務時間を削減し、生産性向上を支援するシステム再提案が可能)
https://www.ans-net.co.jp/lp/rebuilding/
・保守引継ぎサービス(最短1ヶ月でシステム保守の引継ぎが可能)
https://www.ans-net.co.jp/lp/maintenance/
・IT相談サービス(企業様が抱えるITに関するお悩み・ご相談を無料で受付)
https://www.ans-net.co.jp/it-advice/
・内製化支援サービス(システム開発の内製」を支援し、DX(デジタル変革)推進)
https://www.ans-net.co.jp/lp/insourcing/
・Innovation Design Labo (IT活用で企業の業務改革をデザインし、支援する)
https://innovation-design-lab.com/
「謹賀新年 2022年IT業界の将来性を見る」に関連する記事
2024.11.20
「2025年の崖」組織が目指すべき体制
◆せまる「2025年の崖」企業が抱えるリスクとは 「2025年の崖」とは、日本の企業が直面するITとデジタル化に関する重大な課題です。 古く複雑化したレガシーシステムがDX(デジタルトランスフォーメーション […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #IT化推進
- #システム再構築
- #人材不足
2024.10.25
モックアップがシステム開発成功のカギを握る?
WEBサイトやシステム開発を行う際に重要となるモックアップ。モックアップを作成するにはそれなりに時間と手間がかかりますが、モックアップがあるのとないのとでは仕上がりの満足度に大きな差が出ます。今回はモックアップの説明に加 […]
- #UIUXデザイン
- #デジタル化
- #基幹システム・Webシステム開発
2023.12.01
IT需要拡大とIT人材不足の背景
◆なぜIT人材が不足する? 企業がDXの推進を求められている今、IT業界の市場は拡大しています。そんな中で必要となるIT人材。昨今ではIT人材の不足が急加速しており、経済産業省は2030年には最大で79万人のIT人材が不 […]
- #IT化推進
- #IT関連情報
- #人材不足
2023.09.22
【中小企業様向け】はじめてのシステム導入 ポイント
◆システム導入前に考えておくべこととは? DXの推進、2025年の崖、インボイス制度や電子帳簿保存法の対応など、ビジネスにITは必要不可欠となっています。 中小企業のシステム導入が加速している中、業務システムの導入を検討 […]
- #IT化推進
- #基幹システム・Webシステム開発
- #業務効率化
- #生産性向上
2023.06.06
企業のIT課題解決の考え方
◆企業が抱える課題は自社で解決できるのか? IT導入の必要性は認識していても、実際にどこから検討をはじめればよいか分からないといった悩みを多く耳にします。 “現場から課題の声は上がるが、どのように解決すべきか分からない” […]
- #IT化推進
- #業務効率化
- #生産性向上
2023.01.11
システム開発の上流工程について
◆上流工程について知る システムは、要件定義や設計、開発、テスト等、各工程を経て作り上げられます。その中で主に要件定義と設計に関する“上流工程”と言われる工程についてみていきます。 日本ではよく、「ウォーターフォール型」 […]
- #IT化推進
- #システム開発工程
2022.12.16
Visual Basic 6.0(VB6)のシステム移行が必要な理由
◆Visual Basic 6.0(VB6.0)のシステム 現在でも、VB6.0で開発された業務システムを利用している企業は多いのではないでしょうか。メンテナンスや機能改修を加えて利用し続けているというケースも少なくない […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #IT化推進
- #セキュリティ対策
2022.11.17
備えておくべきITリテラシーの重要性
◆誰も打備えておくべきITリテラシーとは? 世代を問わず、今や誰もが触れる機会が多いスマートフォンやパソコン。 情報の取得・発信が容易である環境の中で、一人一人が“ITリテラシー”を身に付けておく必要があります。 企業に […]
- #IT化推進
- #IT関連情報
- #セキュリティ対策
- #業務効率化
- #生産性向上
2022.11.09
業務効率化の実現に貢献するシステム
◆業務効率化とシステムの関係 業務効率化のための手段として挙げられる「システム導入」 今や、業務効率化をスムーズに進めるために、システムの導入は必要不可欠ではないでしょうか。企業が業務効率化を推し進める理由は、労働力の向 […]
- #IT化推進
- #基幹システム・Webシステム開発
- #業務効率化
- #生産性向上
2022.10.12
2025年の崖を前にやるべきこと
◆2025年の崖が迫る 2018年に経済産業省が発表した「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」 DXの推進についての重要性を説き、DX推進が実現できなければ2025年までに最大12兆円 […]
- #DX(デジタルトランスフォーメーション)
- #IT化推進
- #人材不足
- #業務効率化