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2025年の崖を前にやるべきこと
公開日:2022年10月12日 更新日:2024年7月12日

◆2025年の崖が迫る

2018年に経済産業省が発表した「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」
DXの推進についての重要性を説き、DX推進が実現できなければ2025年までに最大12兆円(年間)の経済損失が生じる可能性があると警告しています。2025年まで残すところ約2年に迫る中、DX推進はどこまで進んでいるでしょうか。

企業は、事業の成長・拡大や競争力強化のために、新しいデジタル技術を用いたビジネスモデルへの変革や時代に合わせたIT化を進めることの重要性は理解していると言われている中で、そのDX推進の足かせとなっているのが、老朽化したレガシーシステムの存在です。
レガシーシステムを稼働させるためのコストや人的リソースが膨らむことで、DX推進のためのIT投資に舵を切れないといった実情もあります。また、何をどうしていけばよいかが分からないといった企業も多いのではないでしょうか。
DXレポートの中では、2025年には21年以上稼働しているシステムを利用する企業は全体の60%と推測しています。レガシーシステムを利用し続けることで、冒頭で説明した年間約12兆円に上る損失がでると推定しているのです。

 

◆DX推進の課題

2025年の崖と言われた背景として、「レガシーシステム」の他にも「IT人材不足」「デジタル化」への課題などが挙げられます。また、DX推進の根本的な理解が足りず、どのようにビジネスを変革していくかが明確になっていないというケースがあります。そうなると、おのずと経営層の指示も曖昧になり、コミットは難しくなります。DX推進のためにまず必要なこととして考えるべきは、“対策”と“課題解消”です。

・DX推進ガイドライン策定
単に「AIを導入する」「新しい技術を使ってデジタル化する」といったことではなく、具体的にどのような取り組みを実施するかを明確にします。企業が抱える課題を洗い出し、対策を共有することが必要です。

・レガシーシステムの刷新
レガシーシステムの稼働にかかるコストやリスクを踏まえ、新システムの開発・導入を検討します。システム刷新後に実現したいことを明確にした上で、どのようなシステム導入が最適か外部のITベンダーや情報システム部門と相談・協議が必要です。

・人材確保と育成
DX推進のためのITスキルを持った人材の確保と、レガシーシステムの維持・保守に従事している社員のスキルシフトについても対策を考えておく必要があります。新たな技術を身に付けた後も、日々新たなIT技術が生み出される現代では、スキルのブラッシュアップが必要と考えておくべきでしょう。

2025年を前に、それぞれの企業が対応すべきことと課題をきちんと認識し、DX化のために何をすべきかを経営判断で明確にしましょう。また、システム刷新や人材確保の課題についてはすぐに解決できるものではないため、長期のプロジェクトとなることを想定し、しっかり計画を立てていくことが必要でしょう。

 

◆DX推進のためのシステム開発なら!

企業の未来を考えた時、老朽化した基幹システムを見直し、新たに再構築することは、2025年の壁を乗り越えるための一歩になります。
エイ・エヌ・エスは、オーダーメイドの基幹システム開発を主軸に、創業以来30年以上、多くのシステム関連サービスを提供しております。オーダーメイドのシステム開発や既存システムの再構築を主軸に事業を展開し、システム開発と合わせてインフラ管理・提案も行っています。また、ブラックボックス化したシステムの保守引継ぎや生産性向上・業務効率化のためのデザイン刷新、アプリ開発など、新しいビジネス展開のご支援やIT化やDX推進のための一歩を支援しています。
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