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システム開発の要件定義、発注側がすべきこととは?

システム開発の要件定義、発注側がすべきこととは?

公開日:2025年4月25日 更新日:2025年4月10日

システム開発は開発会社にすべて任せればいい、というわけではありません。経験が豊富なプロであっても発注側の意見や要望がなければ良いシステムを作ることは難しいでしょう。そこで大切となってくるのが「要件定義」です。要件定義では開発側と発注側、双方の解釈をすり合わせ、要件の明確化を行います。今回は要件定義において、発注側がすべきことについて要件定義の説明とともにお伝えします。

システム開発の工程

まず、システム開発は大まかに要件定義→設計→開発→テスト→導入→運用保守というようにいくつかの段階に沿って進んでいきます。そのうち要件定義はシステム開発における最初の工程であり、発注者の積極的な参加が求められます。

 

要件定義のフロー

要件定義とは発注者から受け取ったRFP(提案依頼書)をもとに、発注側へのヒアリングを通して要件定義書を作成する工程となります。要件定義書には、システム開発の目的や開発チームが目指すべき目標、システム導入後の業務フローを明確にしたものを記載します。さらに、システムに必要な機能を洗い出し記載します。

 

要件定義は下記の流れで進んでいきます。

①発注者へのヒアリング
②要求から機能の策定
③要件定義書作成

 

ヒアリングの工程は発注側も積極的に参加しましょう。ヒアリングにて得た情報がシステム開発の土台となりますので最も大切な工程といってもいいでしょう。開発段階になって手戻りが発生すると開発コストが大きくなります。手戻りを避けるためにも、要件定義の段階で要件を網羅できるよう十分に準備して臨みましょう。

 

◇RFP(提案依頼書)とは?

発注側がシステム開発等を依頼する際に、自社システムに必要な要件や実現したい業務や解決したい課題を示す書類です。RFPがあることでシステム開発会社の比較検討がしやすくなるほか、要件定義をスムーズに進めることができるメリットがあります。RFPは必ずしも必要なわけではありませんが、伝え漏れや認識の齟齬が起こる等のリスクがあるため、用意するべきといえます。

 

要件定義で発注側がするべきこと

 

ここまで要件定義についてお伝えしました。要件定義の際に発注者側がするべきこととして3点があげられます。

①まずは社内間で課題を明確化し、導入目的の認識を揃える。
②事前にRFPを用意し、スムーズに要件定義を進めるための準備をする。
③主体的に参加し要求事項が機能として正しく落とし込まれているかをしっかりと確認する。

 

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